第6回『イットク・フェス2022』反抗声明

2022年反抗声明

『戦争からの帰還兵の話を聴いたことがある。
現地に行くと相手国の人たちを差別した呼び名を一番初めに教えられるそうだ。
自分たちと違う生き物であるから撃って殺しても心を傷めなくても良いとする為に。
でも戦うことが本能なら、なんでそんなことを教えられる必要があるの?
なんで勝って生き残って国に帰った兵隊の心が死ぬまで苦しんでいるの?
差別は戦争の始まり…。
イットクでは最初から差別は禁止ということにしている。
肌の色も、言葉も、習慣も、どんな職業も、あらゆる性も、障害があるとかも関係なく、人間一人一人みんなが違い、同じ生き物など、この世に存在しないというのは当たり前のことなんだから。
違う人間同士がお互いがわかり合おうとしたり、傷つけ合わない思いやりの距離を取ることを学んだり、傷ついた心を癒やしたり、一緒に泣いたり笑ったり、踊ったり、音楽にはどんな人も抱きしめる力があると思う。
今年もロックが好きで良かったと思えるイットクにしたいね。』

通りすがりのロックンローラー 浦邉 力